モンテッソーリ教育の絵本の選び方と読み聞かせ方

【モンテッソーリ教育】おすすめ絵本の選び方と読み聞かせ方

 

絵本作家の瀬田貞二(せたていじ)さんは、こう言いました。

 

絵本は子どもが最初に出会う本。絵本こそ、大人が力を尽くすべき。」と。

 

なぜなら、絵本が『ことば』の発達と直結し、人とのコミュニケーション力や考える力に影響するためです。

 

モンテッソーリ教育において、絵本とは言語教育の礎。

 

ぜひとも、子どもの成長に合わせて、環境をととのえてあげたいところですね。

 

では、いったい子どもにどんな絵本を用意してあげれば良いのでしょうか?

 

 

モンテッソーリ教育の絵本の選び方!5つのコツ

 

モンテッソーリ園ですすめる、絵本の選び方のコツを5つまとめました。

 

選び方のコツ1. カラフルなものを選ぶ

 

こどものがたりでは0~4歳向けに紹介していますが、この年頃の子どもたちは視力が大人より弱いです。

 

小学校入学前の視力検査で、やっと大人と同じくらいの視力になるといわれています。

 

そのため、カラフルなものを意識すると、小さい子ほど関心を示しやすいでしょう。

 

たとえば谷川俊太郎さんの本は、カラフルなものが多くておすすめです。

 

もこもこ

 

 

この『もこもこ』は、

「しーん」

「もこもこ」

「にょきにょき」など

擬音語、擬態語(オノマトペ)だけで構成してある不思議でおもしろい本です。

 

0歳~1歳だけでなく、2歳~4歳でも楽しめる絵本でしょう。

 

 

選び方のコツ2. 絵本の形にこだわる

 

特に0歳~1歳の乳児は、絵本をなめたり、かじったりすることがありますね。

 

そのため、この時期の子どもにはボードブックと呼ばれる『角が取れた本』を選びましょう。

 

角が取れている本は、口に入れても安全な工夫がされています。

 

舐めてもかじっても大丈夫な素材で作られています。

 

また、赤ちゃん向けの絵本は、真四角になっていることが多いですよね?

 

これは正方形で安定した造りにすることにより、子どもたちが持ちやすく親しみやすいよう作られているのです。

 

 

選び方のコツ3. 本物に近い絵や美しい絵を選ぶ

 

モンテッソーリ教育では、本物を重視します。

 

絵本に出てくる絵は、本物に近いものを選ぶと良いです。

 

本物とはかけ離れたイラスト風の絵は、子どもに混乱を招いてしまうためです。

 

たとえば、ミッフィーちゃんよりも、本物のうさぎの姿に近い絵のほうが好ましいです。

 

うっとりするような美しい絵も良いでしょう。

 

 

選び方のコツ4. 自分で選ばせる

 

自宅では大人が絵本の用意をしますが、その中から子どもに選ばせます。

 

子どもに身長に合わせて、表紙が見える絵本棚や、ラックや大きなかご等に並べておくと選びやすいです。

 

そうすれば、子どもが自分で読む本を選んで持ってきたり、元に戻したりすることができます。

 

 
https://a.r10.to/hvK5ME
【木のぬくもりが伝わる絵本棚】

 

また、4歳ころになってくると、自分で絵本を読む子が増えてきます。

 

ぜひ一緒に図書館を利用し、選ばせてあげてください。

 

マナーやルールは、まずは大人が見本を見せてあげましょう。

 

 

選び方のコツ5. 同じ本を繰り返し読む

 

これを読んだら次はこれ、その次はこれ。

 

つい大人は、子どもにもっとことばを覚えてほしくて、いろんな本を読み聞かせてしまいがちです。

 

でも子どもって、同じ本を何度も繰り返し読んでくれって言ってきませんか?

 

本人が望む限り、何度でも繰り返し読んであげましょう。

 

子どもは、興味のある本から学びを得ます。

 

同じ本を繰り返し読み聞かせることは、次の展開がわかっている安心感を与えつつ、子どもにとって新たな発見を見つけるチャンスでもあるのです。

 

そのときの子どもの目の輝きときたら・・・!

 

きっと、本好きになりますよ。

 

 

モンテッソーリ教育で読み聞かせを重要視する理由

 

なぜ、絵本の読み聞かせが良いのでしょうか?

 

子どもは耳から読書をするためです。

 

お腹の中の赤ちゃんだったときから、お母さんの声を聞いているので、音から読むのがしっくりくるのです。

 

絵本とは、大人が読んであげるもの。

 

子ども一人でも構いませんが、近くには大人が寄り添うものであってほしいです。

 

 

【モンテッソーリ教育】絵本の読み聞かせ方3つのコツ

 

モンテッソーリでおすすめの絵本の読み聞かせのコツを3つまとめました。

 

読み聞かせのコツ1. しっかり見せる

 

読み聞かせ中に、絵本自体が動くと集中が切れます。

 

そのため、絵本はできるだけ動かさず、ページだけをめくるようにしましょう。

 

「子どもが絵本のページをめくれない」という話をよく耳にします。

 

子どもをひざの上に座らせ、絵本は机におき、ページをいっしょにめくって読み聞かせると良いですよ。

 

 

読み聞かせのコツ2. すべてのページを見せる

 

絵本の世界観は、本文だけではありません。

 

表紙、表紙のうら、中表紙、本文、裏表紙のうら、裏表紙。

 

作者の思いや意味が込められています。

 

すべて見せてあげましょう。

 

 

読み聞かせのコツ3. 対話を入れてもよい

 

絵本の中で、一言を添えても構いません。

 

たとえば、絵本の中で猫が登場するなら、「ねこ、きょう見たね。」のように。

 

こうして普段の生活にリンクさせることで、子どもに『ことば』がスッと入ってきます。

 

 

【モンテッソーリ教育】ブックスタートは、くだものの絵本を!

 

ブックスタートにおすすめなのが、果物の絵が描いてある本ですね。

 

たとえば、「今日はりんごを買おうね。」と言って、買い物に行くときに絵本を持って行ってみましょう。

 

実際のりんごを見たとき、絵本にあったりんごがリンクする瞬間です。

 

また、りんごの皮をむいて、フォークに刺して、子どもに見せます。

 

大人にとっては何のことはない、りんごの香りがしてきて、食べるだけなのですが・・・

 

それが、子どもには大発見になるのです。

 

モンテッソーリ教育のおすすめ絵本。0~2歳には真四角で、本物がいい。

動物園に行ったときは、動物の絵本が使えます。

 

「さあ、これからキリンさんを探してみよう。」という感じでも使えますね。

 

 

【モンテッソーリ教育】わらべうた絵本がおすすめ

 

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん。

 

子どもは、大人が3人以上いて社会を覚えます。

 

しかし、近年おじいちゃんやおばあちゃんが家にいない格家族が増えていますね。

 

そこで見直されているのが、『わらべうた』の素晴らしさです。

 

わらべうたは、音がスッと子どもに入ってきて、自然と学びに繋がっています。

 

たとえば、「指切りげんまん、嘘ついたら~♪」と、約束することがありますよね。

 

これもわらべうたです。

 

こうして、子どもは社会のルールを覚えていくのです。

 

また、わらべうたはリズム感覚を高めるのにも非常に効果的です。

 

おすすめは、『あんたがた どこさ』『あがりめ さがりめ』など、ましませつこさんのシリーズ。

 

モンテッソーリ教育でおすすめの絵本はわらべうた。

 

 

よかったら、読み聞かせてあげてくださいね。

 

 

おわりに

 

読み聞かせてもらった子どもが、いつか大人になって、ふたたび同じ絵本を見たとき。

 

目が輝きます。

 

その絵本の表紙を見た瞬間、

 

どんなときに、

だれに読み聞かせてもらって、

どんな気持ちになったか、

 

思い出されることでしょう。

 

大人になると、絵本の中身は覚えていないことが多いんです。

 

本の中身ではなく、幸せな記憶を思い出すのです。

 

絵本を読み聞かせて、そんな体験をたくさんさせてあげてください。