私が年長(5歳)のとき、ヤマハの英語教室に入ったんです。(もう30年以上も昔の話です(;^ω^))
どうして入ったのか、まったく記憶がないんですが・・・。多分、わたしの母が入れてくれたんですね。
英語教室は、週一回の90分クラスでした。いつもクラスには4~5人の生徒がいて。年が近い子たちばかりでした。
内容は、リーディングやライティング(読み書き)よりも、スピーキングやリスニング(話す聞く)が中心。リトミック的な音楽体操や、カードやおもちゃを使ったゲームが多かったですね。
楽しかったから、90分なんて、本当「あっ」と言う間です。ヤマハの先生は若くて美人の女性でした。優しくて、雰囲気良くて。クラスはすごーく居心地がよかった記憶があります。
教室通いは、ジュニアクラス(~12歳)までだったので、小学校を卒業するまで続けました。
バスで通っていたのですが、全然苦じゃなく。
当時の私の英語に対するイメージは、
英語教室=たのしい でしたね。
英語を学ぶときに、最初のイメージって重要だなと感じます。
はじめのイメージが悪いと、苦手意識や拒絶反応がおこり、英語力が伸びないんですよ。
中学校での英文法の教え方では英語力は伸びない。
中学に入ったら、学校でも英語を学ぶようになりました。
7年もヤマハで英語やっていたので、「中学1年の英語は楽勝だわ~」と思いましたね。
でも、だんだん文法がむずかしくなります。SVCOとか。「そんなん、必要ある?」ってほど、授業じゃ細かく分解して教えてくれるんですよね。
というのは、日本語と英語は文章の形が違いすぎなんですよ。これは仕方ないことなのですが。
例えば、この例文↓↓↓
I like English.
わたしは 英語が 好きです。
「英語」と「好き」が逆になる。
文章が複雑になるほど、順番の説明がややこしくなってしまうのが学校教材の悪いところなんです。
私はどうしても教科書のやり方についていけなくて。このことをまんま親に話したら、英語塾に通うことになりました。
幸い、大手ではなく個人で経営されてる英語塾だったので、ヤマハの英語教室と同じで遊びの部分も取り入れつつ、学校教材に沿って解説してくれて、発展形も学べる内容でした。英語力を伸ばしてくれて、とても達成感がありましたね。
英語への興味がますます深まり、交換留学することに。
学校や塾では生きた英語を取り入れるために、映画やアニメを観ることがありますよね。
中でも、私は海外のコメディ映画や恋愛ドラマが好きで、もっと英語を知りたい!と思うようになりました。
そして、高校2年になったら、念願のアメリカに交換留学することになったのです。
私の実感ですが、はじめアメリカ英語はイギリス英語に比べ、聞き取りにくいなと感じていました。でも、エンターテイメントはアメリカ英語ですからね、留学するならアメリカでしょう!という安易な決め方です(汗
ホームステイ先では、一つ一つの出来事にカルチャーショックを受けたり、考え方の違いでいろいろ揉まれまして。毎日、面白すぎることがほとんど。正月とかイベントのときは、たまに寂しくなることもありましたが。
言葉の壁に行き詰まったとき、留学先の学校で英語の先生(アメリカの国語の先生)やESLの先生(英語が第二か国語のクラスの先生)に相談したり、発音を舌の動きから指導してもらったりしました。おかげでたった一年で、発音に関してはネイティブレベルと言ってもらえるまでになりました。
まぁ留学のことを話すと長くなるので・・・とにかく、一年が濃かったです。
留学までして学んだ英語がどう役に立つのか?
そして帰国し、就職しました。ちょうど帰国と同時に親が離婚したこともあり、就職時期を逃してしまいまして。英語とはあまり縁のない、経理事務に就職しました。
ですが、請求書が英語だったり、添付書類が英語だったりして、たびたび英語を使う場面が多々あり。仕事で自分の知識・経験が重宝されました。
なんと言っても、映画です。
字幕がなくても、理解できます。
ここですね。私が英語を学んで一番良かったのは。
ただし、喋らないとスピーキング力は落ちます。理解できても、すぐに言葉が出てこないこともあります。
幼児の英語教室は本当に意味がなかったのか?
脱線してしまいましたが・・・
話を戻すと、「幼児の英語教室は意味ないのか?」
そう聞かれたら、私は「いいえ」と答えます。
「必要か?必要じゃないか?」と聞かれたら、必要ではないんです。日本に暮らしてる限り、英語なんて知らなくても生きていけますから。
幼児期は、英語より日本語のほうが大事なのは言うまでもありません。
それを差し引いても、無駄じゃなかった。
もし私が幼児から英語教室に通ってなかったら、きっと中学でつまづいて終わり。きっと留学もしてなかったし、字幕なし映画だってチンプンカンプン。社会人になって自分の英語力が役に立つなんてことはなかったでしょう。
それに、英語は触れてないと、すぐ忘れます。
少なくとも、一日30分は必要。
まとめ
幼児期の英語は、イメージが重要です。
いかに『英語=楽しい』と思わせるか、なのです。
英語に限らず、勉強の入り口は何だってそうだと思いますが・・・。
なので、英語教室で悩んでいる人は、そういった子どものやる気を伸ばしてくれそうな、雰囲気を大事にしている教室を選ぶといいです。どんな先生なのか、子どもの様子を見ながら。
子どもがイヤがっていたり、泣くぐらいなら、その教室は合わないと判断してください。英語を学ぶこと自体が無駄ではない。←ココ重要
イヤイヤ行かせるぐらいなら、お母さんが英語の絵本を読んであげたり、英語を使ったリトミックをしたほうがよっぽど役に立つし、楽しいものです。
何かの参考になれば幸いです。
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